家作りの流れ・契約

【実例】注文住宅の流れ|いつ・何をやる?チェックリスト

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こんにちは、ふくろう(@fukuro_house)です。

注文住宅は、検討すべきことがたくさんあります。

わたし
いつ・何をやればいいの?

よくわからないーー

はじめてのマイホーム。
わからないことだらけです。

しかも、人生で一番大きな買い物。
ぜったい、後悔したくありません。

注文住宅は、どのような流れで手続きが進んでいくのか?
ざっくりわかるように、まとめてみました。

ネットや本で得た情報とは、違う順番の方がスムーズに進んだこともあったので、我が家の実例でご紹介します。
わたし
我が家は、土地探しからの注文住宅組
土地から購入する方の参考になれば嬉しいです。

それでは、注文住宅の流れ(詳細)を確認していきましょう。

注文住宅の流れをざっくり把握しよう

注文住宅の流れ
  1. 予算を決める
  2. ハウスメーカー・工務店探し
  3. ハウスメーカー・工務店と仮契約
  4. 土地探し
  5. 土地契約
  6. 建築請負契約
  7. 着工
  8. 竣工・引渡し
ネットや本の情報では、ハウスメーカーや工務店を決める前に、土地探しをスタートさせるよう書かれていました。

でも、実際に、自分が体験してみると逆!
ハウスメーカーや工務店を先に決めておくのが、おすすめ。

ハウスメーカーや工務店が決まっていると、土地探しでも、建築のプロのアドバイスを受けられるからです。

わたし
  • 土地の形
  • 土地の高低差
  • 上下水道や浄化槽などのインフラ関係

土地だけでも、素人にわからないことがたくさんありました。
さらに、不動産会社と交渉をしてくれたり、土地契約前から、工務店さんには大変お世話になりました……。

それでは、詳細を確認していきましょう。

予算を決める

注文住宅 流れ 住宅ローン お金
まずは、資金計画。
予算を決めないと、土地も建築会社も探せません。

わたし
予算の決め方って難しい……。土地を買ったこともないし、住宅を新築したことないし……。

月額返済額から借入可能額を算出

予算を考えるときに、大切なことは無理をしないこと。

一般的に、住宅ローンは最長35年の長い付き合い。35年間1度も失敗せずに、返済し続けなければなりません。

背伸びをして返済額を増やしてしまうと危険。何かアクシデントが起きると、返済が滞ってしまう可能性があります。

毎日、無意識で歯磨きをするように、できるだけ返済ハードルを下げました。

35年のうちに、病気になったり、会社の業績が悪くなったり……いろんなことがあると思います。
それでも、なんとか支払いができる金額を考えました。

わたし
我が家は、今の家賃をそのまま、返済額として設定しました。

フラット35の公式サイトでは、住宅ローンのシミュレーションができます。私たちは、「毎月の返済額から借入可能額」を調べる、という項目でシミュレーションしました。

注文住宅 流れ 契約

引用:フラット35

注文住宅 流れ 契約

引用:フラット35

わたし
我が家の家賃は、12万5000円(管理費込)。

今検討している変動金利は、0.475%。
この金利で35年間借入れする場合、借入金額は4,835万円となりました。

もちろん、持ち家は住宅ローンの返済だけではありません。
固定資産税や建物メンテナンス費用も発生します。

  • 住宅ローン返済
  • 固定資産税の支払い
  • 建物メンテナンス費用

今の家賃の支払いがカツカツで厳しい方は、もう少し下げて、借入額を検討してみると良いでしょう。

住宅ローン借入可能額と自己資金が、総予算となります。

    我が家の場合は、
  • 住宅ローン借入額:4,800万円
  • 自己資金:1,500万円(←義実家を売却)

——————————
合計:6,300万円

そして、この想定は住宅ローンの審査が通ることが前提。
希望金額を借りられない場合は、シミュレーションを見直す必要があります。

このため、この段階で住宅ローン事前審査をしておくのが、おすすめ。

どの金融機関で組めばよいか、迷う方は、モゲチェックを使うと良いでしょう。

モゲチェックは、オンライン型住宅ローンサービス。
ネットで簡単に住宅ローンを比較することができます。

  • 利用料:無料
  • 土地からの注文住宅にあった住宅ローンを提案
  • 借りたい銀行ではなく、借りられる銀行を提案

無料サービスなのに、親切丁寧で助かりました!
わかりにくい住宅ローンで、自分にあったものを提案していただけました。

モゲチェックを使うと、無料で、プロのアドバイスをいただき、自分にあった住宅ローンを選ぶことができます。

土地探しからの注文住宅では、【つなぎ融資】【分割実行】など、住宅ローンも複雑になります。
※(ネット銀行などは、対応していないことが多いです)

    モゲチェックで、受けられるアドバイス
  • 変動金利と固定金利、どっちがいい?
  • 住宅ローンでいくら借りられるか?
  • つなぎ融資・分割実行が使える銀行は?
  • 頭金が少ない(手持ち現金を使いたくない)場合は?

無料で利用できるので、住宅ローンを迷っている方におすすめです。

無料!住宅ローン選びに便利
モゲチェックを使ってみる
土地購入前でもOK
わたし
まだ土地も決まっていないのに、住宅ローンの事前審査……と、二の足を踏んでいました。

でも、
絶対、最初にやった方がいいです!

このあとに、説明する土地探しでも、住宅ローンの事前審査に通っているかどうかで、対応が異なります。

住宅ローンの事前審査を通しておく=本気で土地購入を検討中
と、不動産会社へアピールすることができます。

住宅ローンの事前審査では、建築予定地が決まっていなくても大丈夫です。

SUUMOなどで、気になる物件があれば、それを仮定の建設予定物件として登録します。

予算決めで、やるべきことまとめ

  1. 住宅ローン借入可能額をチェック
  2. 住宅ローン+自己資金で総予算を算出
  3. 住宅ローン事前審査を申請

ハウスメーカー・工務店探し

木造 注文住宅 ハウスメーカー比較

ざっくりと予算が出せたら、ハウスメーカー・工務店を探します。

  • 購入予定エリアの土地販売価格
  • 建物の建築価格

ハウスメーカーや工務店では、建物の建築費を確認しましょう。

建物の工法、構造材、断熱材、耐震、耐久性など、建物の性能によって価格は変動します。
どのレベルの住宅が、自分たちにとってベストなのか、比較検討していきましょう。

木造のハウスメーカー比較|注文住宅でおすすめのハウスメーカーは?

2020.06.24
ハウスメーカー、工務店探しは、超超超重要です。

良い会社と出会えると、良い家づくりができます。
逆に、
残念な会社と契約すると、残念な家ができあがります……。

一生住む家、住宅の建築も長丁場なので、焦らず、自分たちにあった建築会社を見つけたいですね。

ハウスメーカー・工務店と仮契約

注文住宅 流れ 契約

良いハウスメーカーや工務店が決まったら、仮契約を行います。
仮契約と言っても、しっかりとした契約手続きなので、よーく考えてから手続きを進めましょう。

建築請負契約(本契約)の前に、ハウスメーカーや工務店に依頼をすることがたくさんあります。
  • 土地の敷地調査
  • 土地に対する間取りプランの検討
  • プランに対する見積り作成

これをすべて、無料でお願いする訳にはいきません。

ハウスメーカーや工務店としては、しっかりと契約をしてくれる方に対して、サービスを提供していきたいはず。
なので、「仮契約」と結び、家を建築する意思を確認するようです。

仮契約では、一時金(5-10万円程度)が必要になるケースもあります。
一般的に、一時金は建築請負契約後の費用に充当されます。

万が一、建築請負契約の締結に至らず、キャンセルする場合は、返金されるかどうか確認しておくと安心です。

ハウスメーカー、工務店決めで、やるべきことまとめ

  1. 建築費用、標準仕様、間取りプランをチェック
  2. 仮契約等で一時金の有無
  3. 建築請負契約の締結条件(一時金の返金の有無等)

土地探し

注文住宅 流れ 契約

ハウスメーカー工務店が決まって、土地探しを始めます。

土地探しとハウスメーカー・工務店探しは、同時並行でも可能です。

わたし
ただ、良い土地が見つかると、ハウスメーカーや工務店に依頼をすることが多くバタバタします。

良い土地は一瞬で売れてしまいます。

気になる土地があったときに、スピード感を持って対応(敷地調査等)をしてくださるハウスメーカーや工務店を探しておくのが、おすすめです!

土地探しは、価格だけでなく、

  • 方角
  • 警戒区域(ハザードマップ等)の対象
  • 各種制限(防火・準防火地域等)
  • 地盤改良の有無
  • 擁壁の有無

さまざまな要素を検討しなければなりません。

わたし
素人には厳しい……。
自分たちには判断できないことが多いので、ハウスメーカーや工務店で相談できると安心。

希望の家が建つのか、土地探しからアドバイスをもらうことをおすすめします!

土地を見つける具体的な方法は、関連記事もあわせてご覧ください。

土地契約

良い土地が見つかると契約手続きを行います。

自分が思っている以上に早い展開です。
我が家の場合は、申込みから、1週間。

え??

もう契約??
ちょ、、、ま??

わたし
慌ただしい、1週間でした……。

不動産会社の営業マンの成績もあり、月末が近いと契約手続きをすぐ設定されます(笑)

  1. 購入申込み
  2. 契約手続き
  3. 引渡し

と、3段階で手続きは進みます。

契約手続きを終えても、引渡しまでは時間があります。
住宅ローンは本審査が終わっていなくても、大丈夫です。

契約手続き時に、手付金・仲介手数料(半額)、印紙代が必要になります。
手付金は契約ごと異なります。
一般的には、売買価格の5%~10%程度。

仲介手数料は、下記のとおり計算されます。

売買価格 ※税抜価格
取引額200万円以下の金額 取引額の5%以内
取引額200万円を超え
400万円以下の金額
取引額の4%以内+2万円
取引額400万円を超える金額 取引額の3%以内+2万円

※ 仲介手数料は消費税が必要です
※ 上記は法律上の上限金額です
わたし
売主との直接契約の場合は、仲介手数料は無料になります。

取引によって異なるので、金額と支払いタイミングは、要チェック!
上記の表より高い仲介手数料は、違法です。

また、契約手続き前に、必ず、契約書は確認しておきましょう。

  1. 重要事項説明書
  2. 売買契約書

このふたつは、事前にメール等で送ってもらい確認。
不明な点を確認するとともに、特約条項など必要があれば修正してもらいます。

もちろん、契約手続き時に修正してもらうことも可能です。

が、

素人は、いろいろと調べたいですよね。
事前に受け取って、気になる点や買主に不利になる特約がないか、丁寧に調べながら確認します。

事前に修正してもらえば、契約手続き時は、署名捺印だけなので、スムーズに進めることができます。

契約書の具体的なチェックポイントは、関連記事もあわせてご覧ください。

土地契約で、やるべきことまとめ

  1. 売買契約書、重要事項説明書は事前にチェック
  2. 必要な費用(手付金等)を確認
  3. 必要な書類を確認

建築請負契約

土地の契約が完了すると、ハウスメーカーや工務店と建築請負契約。

住宅ローンを利用する場合は、本審査で提出する書類を、建築会社に準備していただく必要があります。
スムーズに建築請負契約も手続きが進められるように準備をしましょう。

わたし
案外土地が早く見つかってしまい、ハウスメーカーや工務店が絞りきれていないケースもあると思います。

その場合は、契約した土地で

  • 建築設計プラン
  • 見積り

を出していただき、建築会社を選んでいくと良いと思います。

建築会社と建築請負契約前に確認したいことは、関連記事もあわせてご覧ください。

住宅ローン本審査

住宅ローンを利用する方は、本審査を行います。
審査に必要な書類は、金融機関によって異なりますが、我が家の例は下記のとおりです。

書類 備考
住民票 家族全員の記載があるもの
(続柄含む)
運転免許証
健康保険証
源泉徴収票 課税証明書でもOK
不動産売買契約書
重要事項説明書
物件概要書 チラシ、パンフレットでもOK
住宅地図
工事請負契約書
間取図(平面図)
立面図
配置図
建築確認申請書一式

土地引渡し

住宅ローンを利用する場合は、金融機関で手続きを行うことが一般的。

注文住宅 流れ 手続き

引渡し決済の様子

不動産会社、売主、買主、司法書士、住宅ローン融資担当者で、手続きを行います。

まずは、売買代金のお支払い。
現金精算とともに、住宅ローンを実行していただきます。

    現金精算したもの
  • 仲介手数料(半額)
  • ※ 半額は土地契約時に支払い済

  • 印紙代
  • 登記費用
  • 固定資産税等の清算金
  • ※ 固定資産税等は日割り計算で売主様と精算します

代金の精算が終わると、登記手続きを行います。

意外と時間がかかります……。

司法書士さん売主さんと、小一時間ほど雑談をしていました。

登記が完了するまで、1週間程度かかります。
後日、司法書士さんから、手続きが完了した登記事項証明書が届きました。

着工

無事に土地を取得して、住宅ローンの契約が完了すると、工事スタート。

注文住宅 流れ 手続き

我が家は、古家付き土地だったため、

  1. 解体工事(ご近所挨拶)
  2. 地鎮祭
  3. 基礎工事
  4. 上棟式
  5. 木工事
  6. 仕上げ工事
  7. 外構工事

と、進んでいきました。

ハウスメーカーや工務店さんによって、地鎮祭や上棟式はやらないケースも増えているようです。

地鎮祭や上棟式で準備したものや費用については、関連記事もあわせてご覧ください。

まとめ

注文住宅の手続き流れをご紹介しました。

  • 土地購入
  • 建物新築

と、
契約手続きを行いながら、建築プランの検討も同時並行で行います。
決めることや、準備するものが多く大変な時期。

でも、信頼できるハウスメーカーや工務店さんも、一緒にサポートしてくれます。
わからないことがあれば、質問すれば大丈夫!

一歩一歩、前に進んで行きましょう!